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子宮頸部 高度異形成(CIN3) 名医による円錐切除術

細胞診(クラスIIIa)・組織診(CIN3)で円錐切除術。HPVハイリスク16型感染。円錐切除術の比較・リスク・対策・予防。また、他の治療法(レーザーなど)との比較。「今できること」をまとめています。

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高度異形成で円錐切除術後の病理結果



素材69

術後の病理検査結果を聞きに行った日の日記です。
不安で眠れなかった前日から、当日の先生のお話を詳しく書いています。





術後14日目。
今日は円錐切除した部分の病理結果を聞きに行く日。
昨日の夜は不安で不安で、目を閉じると涙が溢れてきて止まりませんでした。

大丈夫、大丈夫と言い聞かせても保証がなくて。
翌日は早朝から仕事だったので眠れないとて困ると思い、妄想作戦へ。

診察室で先生から「取りきれましたよ。完治です。浸潤もありません。」と言われている場面を想像しました。
とにかくそれを繰り返し繰り返し頭の中でイメージ。段々と不安な気持ちが薄れ、少し眠れました。



1630の予約。
いてもたってもいられず、1530に到着。
17時に呼ばれました。

診察台の上に、紙が。
バット目を通すと「陰性」の文字。
あ!!!!!泣泣泣

と思っていると先生が察したのか、まずこれは心配ないから、色々落ち着いて聞いてくださいねと。

「まず肺の方は大丈夫ですか?」

「落ち着きました。」

「良かった。気のせいということはないと思いますが、大きな病気ではないので安心してください。」

「はい」

「そして病理検査の結果ですが、切除断面が陰性だったので、これでこの治療は終わりです。手術でとりきれたって言うことですね。」

思わず泣きそうになる。
必死でこらえる。

「一つずつ説明しますね。
まず、結果はCIN2でした。これは中等度異形成。組織診では高度異形成だったので、組織診よりも一つ下の病変までしか見つからなかったということです。
しかし、診断は一番病変が進行しているものとなるので、今後病気を告知するときには高度異形成と告知してください。

それから、断面が陰性。これは、切除した部分の断面にがんや異形成がなかった、つまりとりきれているということです。
ここから一年間の経過観察がありますが、その間に異常がなければ、これでもう、ほとんど100パーセントの確率で子宮頸がんになることはありませんよ。
もう一生、心配しなくていいんです。

一年間の間にまた異常が見つかるということは、新しいものではなく前から育っていて手術時には芽が出ていなかったものがでてくるということです。
それは手術したうちの1000人に1人。もともと、癌だと言われるのも3000人に1人なんです。
まずは2ヶ月後の検診、その後は4.5ヶ月に一度の検診をして一年経過を観察しましょう。」


その後、診察台で傷口のチェックを。

「傷の治りも問題ありません。かさぶたも剥がれていて、むしろ治りが早い方です。
今後おりものが匂う場合があるので、そうならないよう消毒もしておきますね。
出血やおりものについては、術後約1ヶ月経過したあたりから、ふいになくなると思います。
ぐじゅぐじゅした傷口が、治ってきて乾いた瞬間です。そうしたらもう出血の心配もありません。」


とにかく、よかったですねと言ってくれました。
本当にありがとうございましたと告げて泣きました。


術後の生活について、質問しそびれていたことを聞きました。

温泉、プールは?
おりものがなくなったらOK。
ただ、血行が良くなりすぎるのは出血の恐れがあるので気をつけて。

レーザー脱毛は?
何が悪いか、そもそも施術の内容を知らないから分からないが問題ないとおもう。




病室を出たら力が抜けて、思わず座り込みました。


良かった。

よかった。

( T_T)\(^-^ )


帰宅するまでの間、電話がかかってきた日から今日までのことを思い返していました。
ただだの2ヶ月ちょっとが、何年にも長く感じられました。

母や彼、友人に連絡。
みんなホッとしたと喜んでくれました。

私はまだ、あまり実感がありません。


夜は大好きなお蕎麦やさんで食事をしました。

久しぶりに、食事を心から美味しいと思えました。
晴れ晴れとした美味しさです。

こんなに美味しかったっけと、しみじみ思いました。


そして、夜ベッドに入るとホッとして涙が出てきました。

クリニックから電話がかかってきて、死ぬのかと不安になったこと。
組織診の結果、高度異形成といわれて絶望に打ちひしがれたこと。
手術を回避できないかと、病院を探し回ったこと。
hpv16型で、まるで殺人者みたいに言われたこと。
手術を覚悟したこと。
不安で毎晩、眠れなかったこと。

たくさん調べて、自分なりに免疫を上げてきたこと。
女性ホルモンを高め続けてきたこと。

母が変わらず接してくれたこと。
友人がいつも笑わせてくれたこと。
どんなに当たっても、不安定になっても、いつも彼が一緒にいてくれたこと。


ようやく、終わったんだと思いました。

本当によかった。

泣きながら、いつの間にか眠っていました。


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2 Comments

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2017/09/15 (Fri) 22:04 | REPLY |   

さっち  

私も

高度異形成と診断され、今産婦人科の待合室で診察を待っています。

これをみて、元気が出ました。
ありがとうございます
治るんですね!!!

私も早く治します!!

2017/10/23 (Mon) 11:37 | EDIT | REPLY |   

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