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子宮頸部 高度異形成(CIN3) 名医による円錐切除術

細胞診(クラスIIIa)・組織診(CIN3)で円錐切除術。HPVハイリスク16型感染。円錐切除術の比較・リスク・対策・予防。また、他の治療法(レーザーなど)との比較。「今できること」をまとめています。

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セカンドオピニオンの重要性・病院選びの決め手

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私は、最初に精密検査を受けた病院を含め4人の医師の見解を聞いて治療法を決めました。
1人目の医師が進めた「円錐切除術」を、4人目の医師の元で受けて病変を取り除いています。

結果だけ見れば、結局「円錐切除術」という治療を選んだことになりますが、私はここにたどり着くまでにセカンドオピニオンの重要性を強く感じました。




セカンドオピニオンの重要性



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私が考えるの理由は下記の4つです。


⑴同じ円錐切除術でも術式や使用する器具が違うこと。

⑵上記により、入院期間や術後の出血や生活が異なること

⑶手術は過度な治療でないと納得できたこと

⑷医師との相性が、メンタル面では非常に大切だということ


⑴⑵については、円錐切除術についての記事で詳しく紹介していますが、最初の病院では入院期間も2泊3日、術後の生活も制限されることがとても多い印象でした。
しかし、詳しく調べていくうちに、術式には様々な方法があり、術後のリスクも異なることがわかりました。

もちろん、担当医師によって推奨される治療法には患者個人の病状が大きく考慮されます。
しかし、病院によって行える治療法に限りがある場合、他の選択肢を説明してくれる医師が少ないのも事実だと思います。

全ての選択肢を知り、それぞれのメリットとデメリットを認識するという意味で、セカンドオピニオンを受けることはとても重要だと思います。


⑶については、HPV検査が大きな要因でした。
ハイリスク16型の感染が判明し、高い確率で癌へ進行するとわかったことは手術を決意した大きな要因です。
最初の病院では、HPV検査は必要ないと言われました。
高度異形成は高確率でハイリスク型に感染しているから、あえて調べる必要はないとの見解です。
確かに、結果的には仰る通りハイリスク型だったので調べる意味はなかったかもしれません。
しかし、わずかな希望を心に潜めて治療を受けるよりも、心から納得して手術に臨む方が、覚悟を決めるという意味で私は納得がいきました。

⑷については、メンタル面でとても重要なことだと思います。
子宮頸部異形成(子宮頸がん)は、なかなか周囲に病気のことを打ち明けられないのも現状です。
そんな中、ネットの情報に戸惑い不安になった時、頼りになるのは担当医だけ。
その担当医が、自分にとって信頼できる人がどうか。

子宮頸部異形成の告知を受けた私は、当時とてもナイーブになり医師の言葉にすら傷ついてしまうこともありました。
同じ言葉をかけられても、どんな言葉に信頼を覚え、どんな言葉に傷つくのか、それは人それぞれだと思います。

治療法の前に、医師との相性がとても大切だと思います。

病院(名医)選びの決め手


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セカンドオピニオンで病院(名医)を選ぶにあたって、大切に思うことはみなさん違うとおもいます。

私にとっては、「親身になって話を聞いてくれて、最後まで一緒に考えてくれる」ということが決め手でした。


ネットを検索していると、名医の方はたくさんいらっしゃいます。
私は結果的に4つの病院(医師)の見解を聞きました。

もちろん皆さんそれぞれ治療方針に自信があり、それぞれが正しい治療法なのだと思います。
しかし、医師によって見解が違うと私(患者)は混乱してしまうのも事実でした。

セカンドオピニオンを受けて、病院(名医)によって提案される治療法が違うとき。
どれを選べば良いのか、どの治療法が最善なのか。
様々な治療の提案を受けて余計に悩んでしまわれる方も多いと思います。


そんな時、私は何でも気兼ねなく聞けて、納得いくまで何でも説明してくれる医師なら、
どんな治療法で、たとえ今後何か起きても最後まで寄り添ってくれると思えたのです。

もちろん、相性があるので決め手はそれぞれだと思います。

私のように、些細なことでも聞きたいし説明してほしいと思う方もいれば、
効率よく要点だけを話してほしい方もいると思います。


納得のいく治療法で選ぶことももちろん大切ですが、
まずはご自身が、どんな医師にだったら心を許して信頼できるのか。

病院(名医)選びや治療法に悩んだら、その決め手をまず考えてみるといいのではと思います。


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