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子宮頸部 高度異形成(CIN3) 名医による円錐切除術

細胞診(クラスIIIa)・組織診(CIN3)で円錐切除術。HPVハイリスク16型感染。円錐切除術の比較・リスク・対策・予防。また、他の治療法(レーザーなど)との比較。「今できること」をまとめています。

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子宮頸部異形成の発覚②クリニックにて細胞診クラスIIIaの告知


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クリニックへの受診を「今日か明日」なんて悠長に構えたていた私。
友人に「今すぐ行きなさい」と促され、電話から1時間後、台風の中クリニックへ。

雨風がすごくて、なかなかタクシーがつかまりません。
なんとか歩ける距離だったので、降りしきる雨の中を強風で壊れた傘を持って、「私死ぬのかな」なんて思いながら歩きました。



クラスIIIaの告知


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クリニックに着くと、すぐに診察室へ通されました。
まず、下腹部痛の原因は不明(エコーに癒着もうつらない・性病等も一切なし)だということ。
婦人科ではなく内科に行って腹部を検査してもらうことを勧められました。

そして、代わりに子宮頸がん検診の細胞診でIIIaの結果が出たこと。
これは要再検査となり、大きい病院で精密検査を受ける必要があることを伝えられました。


私が、子宮頸がんということですか?と聞くと、その可能性があるということです。と諭され、検診の結果を見せながら、細胞異形成レベルが書かれた表を使って説明してくれます。


・IIIaは中等度異形成にあたること。
・これは、何らかの炎症反応で出る場合もあるし、高い確率で消滅する可能性もあること。
・しかし、稀に細胞診で中等度異形成と診断されても、実は高度異形成や上皮内癌が隠れている場合もある。そうすると手術・治療が必要なので、一応安心のために精密検査を受ける必要があること。



先生の話をまとめるとこんな感じでした。
そして、ここでは精密検査ができないから大きな病院を紹介するけれど、どこか希望はありますかと尋ねられました。

電話が来てすぐに訪れたので、婦人科に強い病院を調べる間も無く宛がなかった私は、先生のお勧めでと答えました。
すると、近くの総合病院である「K中央病院」を勧められ、その場で電話をして予約を取ってくださいました。


精密検査は2日後の14時。
なんだか急展開で気持ちがついていきません。

その後、なんと言われたかもあまり覚えていないのですが、きっと大丈夫だし、もしもそうでも子宮を全部取るようなことはないよと励まされた記憶があります。


お礼を伝えて病院を出て、私は予約していた美容院へ向かいました。
不思議なもので、癌かもしれないと告知されたのにやたらと冷静でした。
涙も出ず、「私、癌なのかな」とまるで他人事のように俯瞰していました。


ネットで検索するたびに不安が高まる


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美容院へ向かう電車の中、そして美容院に着いて施術してもらっている間、ひたすた「子宮頸がん」「異形成」「IIIa」について調べました。

しかし、たどり着くのは「細胞診よりも精密検査の結果が進行していました」「円錐切除をしました」「子宮全摘手術をしました」という言葉ばかり。
そもそも、IIIaが細胞異形成のレベルであるということを認識できず、がんのステージIIIだと勘違いして、もう手遅れなの?とも思いました。


※子宮頸がん検診の結果クラスIIIaと診断されると、ほとんどの方が私と同じように思うのではと思います。
そのことについては、「細胞診でクラスIIIaと言われたら」にまとめたので、ぜひ目を通してみてください。


それでも美容院では笑顔で、いつも通り冷静で、そんな自分に驚きました。
でも心はざわついていて、確かに苦しくて、でも認めたくなくて、笑っていたのだと思います。

ようやく頭も心も理解ができたのか、涙が出たのは美容院をあとにしてからでした。



③へ続く
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