子宮頸部 高度異形成(CIN3) 名医による円錐切除術

細胞診(クラスIIIa)・組織診(CIN3)で円錐切除術。HPVハイリスク16型感染。円錐切除術の比較・リスク・対策・予防。また、他の治療法(レーザーなど)との比較。「今できること」をまとめています。

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円錐切除手術のリスク・合併症と対処法について

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円錐切除術を受けることで考えられるリスク・合併症とその対処法や予防・対策についてまとめました。
手術を受けると決めても、不安に思うことは沢山あると思います。
人一倍心配性の管理人は、これでもかというくらい詳細に調べ、できる限りのことを行いました。
病院によって麻酔方法が異なるため、ここでは麻酔の副作用については割愛し、円錐切除手術によるリスクのみ明記します。






円錐切除術のリスク・合併症とは?


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円錐切除術を行うと、まれに下記のような合併症を起こすリスクがあります。

①出血・大量出血
②頸管無力症(切迫早産・早産)
③頸管狭窄・頸管閉鎖
④子宮頚管粘膜液の減少(不妊)


しかし、これらはあくまで稀な症例であり、全ての方に起こるわけではありません。
個人の病状や体質、免疫力やホルモンバランスによって大きく左右されます。
合併症へのできる限りの対処法を行い、深く考えすぎないことも大切です。



円錐切除術のリスク①出血・大量出血


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【出血について】

子宮頸部を円錐切除することで出血があります。
高周波電気メスやレーザーメスを使用するとコールドナイフに比べて出血が少ないという利点がありますが、全く出血しないというわけではありません。

術後は切開部が”かさぶた”になって止血されているので、出血が想定されるのは”かさぶた”が剥がれ出す術後約5日〜1か月程度です。
とはいえナプキンに少量付着する程度であることがほとんどなので、日常生活に支障をきたすことはありません。


【大量出血について】

術後、約1%の方に動脈から大量出血の可能性があります。


<想定される時期>

(1)手術当日(入院中の為問題無し)
(2)10日〜2週間後(夜間であっても救急外来にて対応)

大量出血が想定される時期は大きく分けて2つです。
(1)手術当日は入院しているので、医師や看護師が早急に対応してくれる為問題ありません。
注意したいのは、前述したように“かさぶた”が剥がれる時期である2)(10日〜2週間後です。
かさぶたが剥がれることで患部の動脈からの大量出血の可能性があります。

<大量出血の目安と対処法>

大量出血の目安は、生理2日目よりも多い出血量。
生理用のナプキンでは追いつかない程度です。
心配なときには夜間であっても電話・救急外来を受診しましょう。

<予防・対策>
大量出血の予防として術後の注意事項を守り、激しい運動や血行を促進しすぎる行動は慎みましょう。
飲酒や長時間の入浴、温泉などは術後の経過観察で医師より許可が出るまで控えてください。



円錐切除術のリスク②頸管無力症(切迫早産・早産)


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【子宮頸管無力症とは】

子宮頸部を円錐状に部分切除することで、子宮頚管が通常より短くなります。
子宮頚管は、子宮体部で育つ赤ちゃんが重みで下に降りてくるのを支えている場所。
これが短くなることで、妊娠後期、重みに耐えられなくなって子宮口が開き、早産や切迫早産を引き起こしてしまう可能性があります。
これを、頸管無力症と言います。


<対処法>




<とある病院のデータ・管理人の考え>

管理人が手術を受けた病院では、一年間に200人が円錐切除手術を受け、後に30人が妊娠(200人全員が妊娠希望者ではない)。25人を出産まで対応(5人は他の病院で出産)したところ、3人が切迫早産だったそうです。
しかし、3人とも35週以上の切迫早産であり、早産でも赤ちゃんが十分に生きていける時期。
妊娠中の検診で頚管の長さを測ったり、場合によっては子宮口を縛る手術で十分安全に対応できると言われました。
もちろん、術式やその後の経過、元々の頚管の長さによって異なるとは思いますが、管理人はこのデータで安心することが出来たので記載します。




円錐切除術のリスク③子宮頸管狭窄・頸管閉鎖(月経痛・不妊)


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【頸管狭窄・頸管閉鎖とは】

円錐切除手術によって一部切除した子宮頸管部の傷が治る過程で、稀に頸管が狭くなったり頚管が閉じてしまう場合があります。
頚管が狭くなると月経時の出血が困難になり強い月経痛を感じたり、頚管が閉鎖して妊娠が困難(不妊症)になる可能性があります。


<対処法>

狭くなったり閉じてしまった頸管を再度広げるために、再開通術が必要となる場合があります。
一度に開通できる幅も個人によって異なるため、手術を分けて行うこともあります。


<予防・対策・管理人の考え>

頸管狭窄・頸管閉鎖は、出産後や閉経前後など女性ホルモンの分泌が少ない方(生理がこない方)に多い合併症だそうです。
そのため、女性ホルモンの分泌を多くする生活を心がけることがリスク回避になるのではと考えます。


管理人は多嚢胞卵巣だったため、自力で排卵・生理を起こすことができず低容量ピルを服用していました。

担当医にもその旨を伝え、

・ピルの継続服用(ホルモンの安定のため)
・女性ホルモンの分泌を多くする生活


を心掛けることでこの合併症への不安を乗り越えました。

女性ホルモンの分泌を多くする為に心がけたことについては別の記事にまとめたので、もし良かったら参考にしてみてください。



円錐切除術のリスク④子宮頚管粘膜液の減少(不妊)


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【子宮頚管粘膜液とは】

子宮頸部の入り口は粘膜でできており、排卵期になると精子が子宮に入りやすいよう「子宮頚管粘液」という粘液を分泌します。
円錐切除手術により頚管が短くなると、粘液を分泌する場所が少なくなって分泌量も相対的に減少。
これにより精子が子宮内にスムーズに進入できなくなる可能性が稀にあると言われています。


<予防・対策・管理人の考え>

ネットで情報を探していると、確かに子宮頚管粘膜液の減少により不妊になった方がいらっしゃいます。
しかし、管理人は担当医に「不妊のリスクはほぼない」と明言されました。
短い頚管であっても子宮頚管粘液は分泌されますし、男性側に不妊原因(精子の量や運動率)がなければ問題ないそうです。
もちろん切除範囲や個人差があると思いますが、こればかりは生まれ持ったものや病状の進行でどうにもできません。

ただ、子宮頚管粘液は女性ホルモンであるエストロゲンの分泌と大きく関わります。
女性ホルモンの分泌量を増やすと子宮頚管粘液も多く分泌されるので、術後も女性ホルモンを増やす生活を常に心掛けました。

心がけたことについては別の記事にまとめたので、もし良かったら参考にしてみてください。




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・円錐切除術について
・女性ホルモンを増やすために心がけたこと
・免疫力を高めるために心がけたこと

 円錐切除術のリスク・合併症

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