子宮頸部 高度異形成(CIN3) 名医による円錐切除術

細胞診(クラスIIIa)・組織診(CIN3)で円錐切除術。HPVハイリスク16型感染。円錐切除術の比較・リスク・対策・予防。また、他の治療法(レーザーなど)との比較。「今できること」をまとめています。

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円錐切除術の病理結果について


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子宮頸部異形成で円錐切除術を行うと、病理結果次第でその後の治療法が異なります。
切除断面が陰性であれば治療は終了となり経過観察になりますが、切除断面が陽性だと追加手術が必要なのです。

私も、手術から結果を聞くまでの約2週間は心配でたまらず、“もしも陽性で追加手術になったら”と思うと不安で眠れないこともありました。

病理結果は個人によって様々なので、どんなに体験ブログを見てもデータを用いても確実に当てはまるものはありません。
とはいえ、どのくらいの確率で陽性と判断されるのかはとても気になりますよね。

そこで、①「円錐切除後の病理結果が組織診よりも悪くなる確率」、また、②「断面陽性と判断され追加手術が必要となる確率」について書かれたデータを見つけましたのでここにまとめます。
あくまでとある病院のデータなので、不安な心を落ち着かせる一つの材料として見て頂ければと思います。





①円錐切除後の病理結果が組織診よりも悪くなる確率



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【高度異形成で円錐切除を行った場合】

=30.9%

[内訳]
悪性所見なし 5%
軽度異形成 1%
中等度異形成 6%
高度異形成 58%
上皮内癌 28%
微少浸潤癌3%



【上皮内癌で円錐切除を行った場合】

=14.0%

[内訳]
悪性所見なし 3%
軽度異形成 0.3%
中等度異形成 2%
高度異形成 6%
上皮内癌 74%
微少浸潤癌13%
浸潤癌 1%


【微少浸潤癌で円錐切除を行った場合】

=5.7%

[内訳]
悪性所見なし 0%
軽度異形成 0%
中等度異形成 2%
高度異形成 2%
上皮内癌 26%
微少浸潤癌64%
浸潤癌 6%


これを見ると術前診断の結果と病理結果が違う確率が結構高いように見えます。



②断面陽性と判断され追加手術が必要となる確率


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=16%
手術前の組織診断で中度異形成~浸潤癌と診断されて円錐切除を行った600人のうち、手術後の病理結果で断端陽性だったのは98人。
つまり、円錐切除後の病理結果で断面陽性となる確率は、16%です。


【断端陽性だった場合のその後の治療法】


(1)追加手術を行った症例
=98人中13人

[内訳]
子宮頸部円錐切除術 6例
LEEP 1例
単純子宮全摘出術 2例
準広汎子宮全摘出術 1例
広汎子宮全摘出術 1例
広汎子宮頸部摘出術 1例


※しかし、手術を行い病巣遺残が認められたのは8例のみ。
残り5例は、手術をしたものの病巣遺残は認められなかった。


(2)追加手術を行わず経過観察(細胞診)した症例
=98人中85人

[内訳]
子宮頸部上皮内腫瘍が発生し、自然消失 1例
子宮頸部上皮内腫瘍が発生し、存続 2例,
CINが発生し手術を行う 2例
細胞診に異常がなく,順調に経過 80例



上記の結果から管理人が思うこと


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以上の結果から、円錐切除後に断端陽性と診断され追加手術を勧められても、別の治療法を検討することも選択肢の一つだと考えます。
特に、妊娠・出産を希望する方で子宮全摘手術を勧められた場合、もちろん病状による担当医の診断が最優先ですが、一度担当医に相談し、セカンドオピニオンを受けてみることも必要なのではと思います。

※私は医療関係者ではありません。個人的に調べた知識や経験に基づき情報を掲載しています。あくまでも治療や病気についてのことは主治医にご相談ください。

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